ゆきノート

好きな本や音楽、同棲中の恋人とのことなどについて。

日記(締切/ピザ/プラダを着た悪魔)

金曜日も元々在宅勤務の割り振りだったものの、例によって今日も出勤を余儀なくされる。締切日だからね、仕方ない。神経を使う作業に追われ、「周りの人に仕事を振る」という苦手なことをし、隣のグループののんびりワークに振り回されながらなんとか期限内に資料を提出。提出したものの、今度は委託業者のミスのせいで不必要な説明を迫られるというドタバタな一日だった。午前中はほとんど席に座っていなかったと思う。あっちに行ったりこっちに行ったり。メンタリストのDaigo氏が、立ったままの方が集中力が上がると言っていたけどあれは確かに本当かもしれない。

一緒に提出に行った上司が、帰り道で隣のグループの仕事の遅さに文句を言っていてちょっとびっくりした。普段はすごい温厚な人なのに。自分も含めてだけど、自分に余裕が無くなると他人を許す余裕もなくなる。ゆとりを持って仕事をすることも大事だし、従業員が切羽詰まるような職場環境を作ってはいけないと思った。

 

だんだんと、秋から続いた繁忙期の終わりが見え始めてきている。来週1週間が終われば、おそらく年度末まで有休取り放題のボーナスステージに突入する、はず。

緊急事態宣言の延長により無事に(?)在宅勤務と出社の一日交代制も3月上旬まで延長になった。私はおそらく今年度いっぱいで他の部署に異動になるので、今年度うちに来た先輩方とは一度も酒を酌み交わすことなくさよならだ。ちょっと寂しいなと思いつつも、未曾有のことなので仕方ないと諦めることにする。

 

資料の提出も終わったので、何とか定時ダッシュに成功した。この日はもともと早く家に帰って恋人とピザパーティーをするつもりだったので、なんとしても早く帰りたかったのだ。

宅配ピザを食べることは、私の小さな夢だった。その気になればいつでも実現できるのだが、何故だか実行に至らない野望というものが、誰にでもあると思う。ピザを買うことが、私にとってのそれだった。今は社会人になりある程度の経済力も手にしたので、たまの週末に食事を外で調達するなどなんてないことだが、幼い頃の自分からしたら1枚2,3千円するピザという食べ物は立派な贅沢品だった。大学生の頃も人見知りかつ大学から結構遠い土地での実家暮らしゆえ、宅飲みといった若者らしい遊びをあまりすることがなかったため、友人同士で誰かの家に集まってピザを注文するということも一度も経験したことがなかった。そのため宅配ピザへの憧れがすごかったのだ。

そういう話を恋人に何かのタイミングでしたら、「じゃあ今度の金曜日に食べるか!」ということになった。長年の夢がこんなに簡単に叶ってしまう。働くのは大変だけれど、経済力を手にすることで望みを叶えるためのハードルが低くなるのは楽しいことだと思った。

この日在宅勤務だった恋人も、私が家に着いてちょっとしたら仕事にキリがついたようで、支度をしてコートを羽織り、ピザを受け取りに車で出掛ける。

宅配ピザの注文を初めてしたのであまりよく知らなかったのだが、どうやら店頭受け取りなら2枚注文すると1枚分なんと無料になるらしく。早い話が半額で2枚ピザを帰るということで。そりゃあもう店頭受け取りするしかない。恋人に車を出してもらい家から一番近いピザ屋に行くと、カウンターの向こうで大学生のバイトらしき若者たちが一生懸命ピザを作っていた。店長らしき男性店員からピザを受け取る。熱々だ。店の前に停めていた車に戻り、助手席に座って買ったばかりのピザを膝の上に乗せる。膝元からのぼるザ・ジャンクフードな香り。これこれ、これを求めていたのだよ。

帰りにコンビニに寄る。ピザと言えばコーラでしょう。ただし大人だから、これはウイスキーを割ってコーラハイを作る用。いやあ、大人になるって素晴らしいですね。ついでにビールを数本コンビニを後にする。

ほくほくしながら帰宅。熱いうちに食べたいので、急いで手を洗い買ってきたものをテーブルの上に広げる。タンブラーにビールを注ぎ、8ピースずつに切り分けられたピザを口に運ぶ。夢が叶った瞬間。ほんの些細な夢だったけど、なんだかすごく嬉しかった。折角だからと買ったチキンとポテトのセットも、想像通りのジャンクな味で最高。


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ちょっと前まで繁忙期で、金曜日も残業でなかなか帰れないことが多かったが、最近になってやっと早く帰れるようになってきた。おかげで金曜日も安心してお酒が飲める。これから年度末まではだいぶゆったりしている気がするので、もう気が抜けまくっている。有休もとりやすくなりそうなので存分にのんびり暮らそうと思う

恋人はお酒を飲んだら眠くなったようで早めに寝入ってしまったが、私だけでも待ちに待った金曜夜を満喫しようと思い、まず湯船にお湯を張った。一人だけど、入浴剤も入れちゃう。南紀勝浦温泉の入浴剤。なんだかめちゃくちゃいい匂いがした。恋人もお風呂に浸かる日に使えばよかったな。南紀勝浦温泉、実際にこういう匂いがするのかは知らないけれど、行ってみたくなった。いつになったら旅行に行けるかなあ。

お風呂から上がったら、夕食時の残りのコーラでコーラハイを作って飲みながら映画を見ることにした。いつか見ようとずっと思っていた、「プラダを着た悪魔」。ファッションに全く興味のなかった女性がファッション誌の鬼編集長の秘書に採用され奮闘するお話。14年前の映画だけれど、そこに出てくる洋服やスタイリングはどれも色鮮やかで素敵だった。お洒落して街に繰り出したくなる映画。アン・ハサウェイ演じる主人公のアンドレアが価値観の変化に直面しながらも自分の進む道を切り開いていくのに勇気が湧いた。

映画を見終わったところで、何故か恋人が起き出してきた。どうせなら朝まで寝ていた方が幸せだったろうに、不思議な時間に目を覚ましたなこの人は。私はそのまま2時前に寝たのだが、聞けば恋人は3時半頃に寝たらしい。メイズランナーを見たと言っていた。その前に3時間寝ていたとはいえ元気だな。金曜の夜、それは何でもありの夢の時間。それは大袈裟か。

ちょっと前まで繁忙期で、金曜日も残業でなかなか帰れないことが多かったが、最近になってやっと早く帰れるようになってきた。おかげで金曜日も安心してお酒が飲める。これから年度末まではだいぶゆったりしている気がするので、もう気が抜けまくっている。有休もとりやすくなりそうなので存分にのんびり暮らそうと思う。

 

 

最近のお仕事事情

最近は、緊急事態宣言が出た影響で一日おきに在宅勤務と出勤を交互で行うことを会社から命じられている。とは言え締切が迫っている仕事があればそんなことも言っていられないので、上手いこと仕事と仕事の隙間を狙って週1で在宅勤務ぐらいのバランスでここ最近は働いている。

私の職場ではこの時期恒例なのだが、いきなり依頼が舞い込んできて翌日に締切、スケジュールのタイトさにも拘わらず作業量は非常に多いという仕事が舞い込んでくる。しかもこれが1週間おきに3回ぐらい来る。いつ依頼が来るかも分からないものだから、休みもとるにとれない。在宅勤務をしろと言われても、家で働いている間に依頼が来たらどうするんだという感じで、入社3年目の下っ端で多少気を遣うのもあってなかなか在宅もできず。覚悟を決めて「もし明日依頼が来たら電話ください!いつでも出勤するんで!」と言い残して無理やり在宅に持ち込むので精一杯。

在宅勤務にしたらしたで、あまりデジタル環境が整っていない会社なのでできることが少ない。結局手元に資料がないと思うように仕事が進まない。資料はどれもこれも背表紙10センチぐらいの馬鹿みたいに分厚いファイルに綴じられているので当然持ち帰る気にもならず。無理やり在宅でも見られるデータを駆使して仕事を終わらせようとするも、「これ明日出勤の時に手元に資料置いてやれば、5分の1の時間で終わるしなあ」と思ってしまってアホらしくなって手が止まる。

こんなに在宅勤務に向かない職場環境なのに、ちゃんと出社人数を減らそうという気概を見せていてうちの会社は偉いなあと思う。しっかり在宅勤務を取り入れている社員も、在宅叶わず毎日出社を余儀なくされている社員も、もれなく偉い。コロナでもみんな頑張っている。生きとし生けるもの、こんな時代にただ生きているだけで自分を褒めたたえてほしい。

 

恋人も私も出社の日は、2人一緒に家を出て同じ電車で会社に向かう。恋人の会社の方が遠くにあるので、先に私が電車を降りて地下鉄に乗り換える。

しかし最近特に恋人は在宅勤務が増えてきた。彼の会社は私のところより遥かにデジタル化が進んでいるので、在宅勤務推進の動きが強い。そのため私だけ出勤の日が多く、一人で電車に乗る。

一人の通勤電車では、音楽を聴きながらTwitterを見るか他人様のブログを読むかYoutubeやHuluで動画を見るかしている。

 

今朝はまふまふさんの曲を聴きながら通勤した。ちょっと前に最近の曲14曲がサブスク解禁されていたらしく、今朝それをかなり遅れて知ったので嬉々として聴いていた。まふまふさん。社会人1年目の頃からファンだ。色々な人の歌ってみた動画が昔からにわかレベルで好きで、たまたまニコニコ動画で見た「病名は愛だった」を聴いたのが始まりだった。「は?」ってなるぐらいのハイトーンボイス、それなのにちょっと調べてみるとどうやら男性、しかも長身らしい。なんだそりゃ。興味しか惹かれない。そこから過去動画を漁り始め、あっという間にあの声の虜になっていた。

去年、繁忙期で連日の残業に疲れきっている時にちょうどアルバム「神楽色アーティファクト」が発売され、仕事終わりにそれを聴くことだけを楽しみに働いていた記憶がある。

自意識が邪魔して「まふくん」と言うことが恥ずかしいので、妹にその話をする時は「まふまふさん」と呼んでいた。そしたら妹までテレビを見ながら「この曲まふまふさん?」とか聞いてくるようになって笑ってしまった。

 

にわかレベルで好きなものが多すぎて、興味の対象物が多すぎるせいで全てにおいてアンテナが手薄になり情報のキャッチが遅い。気付いたら自分の知らないところで好きなアーティストの新曲が出ている。これはこれで知った時に棚ぼた感があって意外と楽しい。

 

関係ないけど、最近恋人に「顔の系統は中条あやみ」と言われた。あくまで系統であって似ているわけではないとは分かっているけれど、ちょっと嬉しい。恋人曰く「化粧してなくてもしてるっぽく見えるようなパーツの主張の強さと、美人なのに幸薄そうなところが同じ」とのこと。中条あやみちゃんが幸薄そうかどうかは置いておくとして、そう言われてからテレビやインスタで中条あやみちゃんを見る時に意識してしまう。ドラマ「君と世界が終わる日に」にも出ていて「綺麗だなあ」と思いながら見ている。あの見た目で恋人が竹内涼真でプロポーズ待ちでしかも医者の卵ってずるいよね。私はゾンビが出てくる映像作品を人より見ていないので、見始めた時に結構ショッキングだったんだろうね、第一話を見たその夜に町中がゾンビでパニックになる夢を見ました。なんて単純なんだ。

そして仮に顔の系統は似ていたとしても、スタイルは似ても似つかない。私がGUを着ても「ただGUを着た人」になるだけなので、そろそろプチプラ服を脱して高くても長持ちする服に切り替えていきたいなあと思っているところ。

 

明日出勤したら、金曜日の夜は恋人と家でピザパーティーして、土曜日の夜は高校の頃の友達とリモート飲みの予定です。宅配ピザ今までちゃんととったことなくて、初めてなんだよね。待ってろ週末。

日記(着信アリ/だらんけっと/しんどい)

日曜日。8時前に目が覚めるも生理痛と腰の重たい感じに負けてそのまま布団の中でスマホを触りながらごろごろする。恋人はもう起きてソファに座ってゲームをしている。

目が覚めてから程なくして、何故か「着信アリ2」を見始める。休日の朝っぱらからホラー映画を見るカップルなぞ私たちぐらいではないかとか思う。着信アリもリングもそうだけど、この辺の有名ジャパニーズホラーは実際に見てみると意外と「ホラー映画です!」って感じではなくて「連続死亡事件の謎を解くために奔走します」という感じ。未来の自分から着信が来て、その着信時間になると死ぬ。「何もない密室に閉じ込もれば死なないのでは?」と思うも、死に方が全身の関節があっちこっちに曲がってショック死という感じなので密室とか関係ない。恐ろしや。救いのなさと絶望感が日曜の朝に実にミスマッチ。どういうチョイスなんだ。いや面白かったけど。

 

映画も見終わったので出かけることにした。

家から車で10分ちょいのラーメン屋へ肉そばを食べに行く。
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味玉肉そば。最初は普通に食べ、次にもみじおろしをスープに溶かしながら、その後はどろだれラー油をちょっと入れて。麺を食べ切ったらレンゲ半分の酢を入れてスープをいただく。豚バラが沢山入っていて美味しい。

そもそもポストにラーメン屋のチラシが入っていてそこについていたクーポンを使おうと思って食べに来たのである。それなのにお会計の時にナチュラルにクーポンを出すのを忘れていて恋人に呆れられた。ただラーメンを美味しく食べに来ただけになるところだった。まあ美味しかったからそれでも最悪良いんだけど。

 

近所のショッピングモールに行く。部屋が寒いけど暖房を高い温度でつけっぱなしにするのは電気代が気になるなあと思っていたので、ブランケットを買うことにした。ごくごく普通のものを買うつもりだったのに、気付くと着る毛布的なものを買っていた。


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だらだら専用ブランケット。タグに描いてある毛布にくるまった白熊のイラストがなんとも言えない。だらける気満々である。

 

その後はゲームセンターでメダルゲームをした。恋人は子ども時代にあまりゲームセンターに行く機会がなかったらしく、特にメダルゲームには憧れみたいな感情が強くあるらしい。じゃあ大人になったし久しぶりにやりますか、ということで1,000円分のメダルを購入。2人横に並んで座れる椅子に腰かけゲーム筐体に向かう。海物語のメダルゲーム版だった。メダルが落ちてチャッカーを通過するとスロットが回る。メダルを押し出してフィールド上のボールを落とし、落ちたボールのカウントが10まで行くとルーレットが回る。1,000円分のメダルで1回だけルーレットを回したが、ジャックポットには入らず微妙な枚数のメダルが払い出されて終わった。何も得るものはなかったが、恋人が楽しそうだったので非常に満足。良いお金の使い方をした。

その後は閉店セール中の服屋を冷やかしたり家で食べようとパウンドケーキを買ったりした。パウンドケーキは4種類くらいあった。

「じゃんけんで買った方が好きな味にしよう。私オレンジ」

「俺はショコラ」

「じゃんけんほい。お、やった!」

「じゃあチーズね」

「は?」

オレンジ味を買って帰った。

 

ここまでは絶好調だったのだけど、家に帰ってからは昨日から生理が始まってしんどいのもあってか全てのことに対するやる気が消失してしまった。夕ご飯は鍋だったけれど、鍋は美味しいのになんだかぼーっとして寝るまでずっと上の空。締めの雑炊の時も美味しい以外の考えが湧かないものだから「美味しいね」を5回くらい呟いてそれ以外は何も言葉を発しなかったと思う。ごめんよ。

ぼんやりしたまま洗い物をしてお風呂に入って、ソファに腰掛けるものの読書もゲームもテレビを見るのも何に対してもやる気が起こらず、何となくソファに横になってブランケットにくるまったらいつ間にか眠っていて1時間経った頃に恋人に起こされた。ブランケットが心地よかったのか生理中の眠気なのか明日から仕事なのが嫌で現実逃避を図ったのか。

ソファから起き上がって布団に入って眠る。休日に生理が被るといつでもトイレに行けていつでも休めるので気が楽なのはいいのだが、せっかくの休みを痛みと倦怠感で少なからず潰してしまうのが悔しい。大学生の頃までは生理痛なんてほとんどなかったのになあ。社会人になってからだんだん酷くなっている気がする。加齢のせいか。まだ20代半ばだけど。

女で楽しいことはすごくたくさんあるけど、女でしんどいことも結構ある。人間ってないものねだりの生きものね。

 

 

日記(雪だるま/ホットケーキ/業務スーパー)

昨日は土曜日。休日でした。

10時に起きて、Switchでスーパーマリオ64をプレイする。昨日詰んだノコノコレースをなんとかクリア。走り幅跳びを会得した私は今誰よりも強い。そのままちびでかアイランドの全スターを取得。山のてっぺんの水溜まりの真ん中をヒップドロップで壊すと水が抜けて穴が開き、そこに入ると芋虫のハナちゃんとのボス戦に突入する。やっつけた後ハナちゃんは「踏みつけられてムカついたけど、天井に穴が空いて空が見えたから許します」と言って小さくなった。詩的な芋虫だ。

 

お昼はホットケーキを焼くことにした。材料の牛乳を買いに近所のドラッグストアへ向かう。マンションの前に、昨日積もった雪で作ったのであろう雪だるまが置いてあった。
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可愛い。何故か触覚が生えている。

買い物を終えてマンションに戻ったら倒れていたので立て直しておいてあげた。

 

ホットケーキを作る。というよりも恋人が作るのを私は眺めていただけだった。朝から何も食べていなくてあまりにお腹が空いたのでドラッグストアで一緒に買ったみたらし団子を一本食べながらカウンター越しにホットケーキを焼く恋人を見守る。


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最初に焼いた綺麗なのは写真を撮り忘れた。恋人にもう一枚焼いてもらうもひっくり返すのに失敗。「オムレットみたいで可愛いね!」「味さえよけりゃなんでもいいんだよ!」と笑い飛ばして食べる。いびつな形のパンケーキを半分に割ると、片方は銘菓若鮎みたいな形になったのでチョコシロップで顔とエラを描いておいた。もっと可愛くなったね。

 

食べ終わった後は再びマリオをしたり、今度は恋人がFPSのゲームをして、お互いがゲームをするのを眺めたり、映像研には手を出すなのドラマ版を見たりしていた。乃木坂の推しは飛鳥ちゃんです。一度握手会に行ったことがある。有り得ないくらい顔が小さくてびっくりした。ほのぼの学園コメディって感じで何も考えずに見られる。CGやハイテクな演出もバンバン使われてて謎の爽快感もあって好きだ。

 

夕方、兼ねてから行ってみたかった業務スーパーに足を運んだ。サイズのでかい調味料とか知らない名前のメーカーの缶ジュースとか訳分からんスパイスがいっぱい並んでいてテンションが上がる。お酢オイスターソースとスイートチリソース、紙パックに入ったパンナコッタを買った。大体の炒め物はオイスターソースを入れときゃなんとかなる。冷凍庫が一杯なので、冷凍食品を買うのは我慢した。業務スーパー、なかなか楽しい。食のテーマパークだ。

 

2日早く生理が来てしんどくなってきたので豆乳を温めて飲んでまただらだらする。しかしずっとそうしてもいられない。掃除をしなければ。恋人に風呂トイレの掃除を任せて私は家中に掃除機をかけていたのだけれど、ホルモンバランスの乱れとお腹が空いていたのと掃除が嫌なのでメンタルがぐちゃぐちゃになってしまい、途中何回か掃除機のスイッチを切って床に座り込んだり倒れ込んだりしてめそめそ泣いた。泣きながら何とか家中を掃除機を引きずりながら一周し、恋人に促されるままお風呂に入った。

シャンプーをするのも涙をこぼしながらだったが、湯船に浸かりながら星野源の「桜の森」と「さらしもの(feat.PUNPEE)」を聴いたらちょっと元気になった。音楽は私にとって全てに優る精神安定剤だと思う。

 

お風呂から出ると恋人が昨日と同様に酒のつまみの準備をしてくれていた。業務スーパーで買ったスイートチリソースを早速使い、鶏のチリソース炒めを作ってくれた。激ウマだった。
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私は料理があまり得意ではないのだが、「ちょっとひと味足りない時にどの調味料を足せばいいか考えられるようにして欲しい」と言われた。多分だけど無理だと思う。だって「ひと味足りない」とか思わないんだもの。何食べても「ウマいウマい!」って思っちゃう。それじゃダメ?オイスターソースかチリソースか創味シャンタン入れときゃ大体ウマいでしょ。それでいいじゃない。

 

以前生理で痛み止めを飲んだ時に酒をしっかり飲んだらめちゃくちゃ酔ったことがあったので、生理中は無理に飲まないように気をつけている。今日も飲み過ぎないように気をつけながら350ml缶を2本空ける。最終的にはチーズを溶かしてチップスターにつけて食べるという堕落し切った食べ物を摂取して、業務スーパーのパンナコッタを適当に食べて終わりにした。私の推し番組「あざとくて何が悪いの?」を見る。可愛い女の子がたくさん出てくるので好き。選曲も好み。おしゃエモポップの宝庫。

 

なぜか気分が乗ってきたので勢いで洗い物を片付ける。味噌を流したからか排水溝が詰まって全然水が流れなくなったので仕方なく排水溝ネットを取り替える。すぐ詰まるんだよね。3,4日で流れなくなる。何かいい方法はないものか。

今日は掃除も洗い物もして非常に偉かった。明日も休み。深夜2時に就寝。お休みなさい。

ある雪の日

酒を飲むと長文を書きたくなる。20時頃から恋人と宅飲みを始めて、ちょっとお腹いっぱいになった恋人はソファに寝転んでHuluでひぐらしのなく頃にを見ている。グロすぎて黒塗りの規制が入っている。DVDやBD版だと黒塗りの向こう側が見えるようになるらしい。アニメがそこまでのグロ表現が可能なものだとは私は知らなかった。恋人がホラー映画が好きなのでよく一緒に見るのだが、グロ耐性はなかなかつかない。殺しのシーンではどうしても手のひらで顔を覆って指の隙間から見てしまう。

 

今日は非常に不毛な仕事をしてきた。ひたすら紙を折って、ペンで印をつけるという作業。それを8時間の間ずっと繰り返す。単純作業は結構好きな方だけど、あまりに長時間続けると流石におかしくなりそうになる。こんな仕事に何の意味があるのかと未だに思うが、何かに必要だからやらされるのだろう。私は適応能力が無駄に高いので、何も言わずにやる。それをやってお給料が貰えるのなら、至極真面目に全うする。置かれた環境に疑問を持たずに適応する能力を持つ私にとって、今の職業は本当に天職なのだと思う。

 

1時間残業をして帰った。下手したら終電近くまで残業かもなと思っていたのでこの程度で帰れれば上出来だ。電車を乗り継ぎ、途中で駅ナカのコンビニに寄って缶ビールと缶チューハイを買う。私用にアサヒの糖質オフと氷結レモンの350mlを1本ずつ、恋人用にキリン一番搾りの500mlを1本。それに私の大好物のハッピーターンのパウダー250%。電車で家の最寄りの駅にたどり着き、歩いて家を目指す。今夜はすごい雪だった。会社のある名古屋市内にいる間は雪など降っていなかったのに、家の付近に来るとうっすら積もるほどしっかり降っていた。住みやすいそこそこに栄えた場所に引っ越したつもりだったが、十分に未開の地かもしれない。


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駅を出たところで撮った写真。普通に吹雪いていてちょっとだけテンションが上がる。寒いけど元気。

 

帰り道にあるコンビニにまた寄る。こんなに雪が降っていると思わなかったので、もう今日は家から出なくていいように、1Lのミネラルウォーターと酒を割るための炭酸水500mlを買った。コンビニを出ると少し弱まったもののまだ雪。家までは徒歩5分。リュックの中には2.7Lの液体。加藤シゲアキソロ曲「世界」を連続リピートしながらひたすら歩く。私のスマホの音楽アプリには「疲れた時に聴く加藤シゲアキソロ曲」というプレイリストが入っている。

 

家に帰ると恋人が酒のつまみを作ってくれていた。イカと砂肝のピリ辛炒めとどて煮。これはもう酒を飲むしかないやつ。最高。おまけにふるさと納税の返礼品で頂いた大あさりもトースターで焼いて、恋人の友人の結婚の内祝いでもらった生ハムも切った。全部もれなく美味しくて当然の如く酒が進む。発泡酒とビール、レモンサワー、白ワインをちょっとずつ飲んだ。25歳OL、今までに何回か潰れた経験を経てやっと賢い酒の飲み方を学んできた。ちょっとくらっとしてきたら飲むのをやめる。これが鉄則。

 

飲むのに満足してきたのでダイニングテーブルからソファのテレビの前に移動して遊ぶ。私がSwitchでスーパーマリオ64をするのを恋人が眺めていた。私はゲームが下手くそなので多分学生の頃からずっと色々なゲームをしてきた彼にとってはイライラプレイだろうが、それでも私が苦戦してるのを見るのが楽しいのだという。ドSか。雪山でペンギンの陰に隠れて強風に煽られ内容進むところで一昨日から詰んでいたが、ほろ酔い状態でやっとクリアすることができた。ゲームをすると口が悪くなる。「畜生!」とか「あー!クッソ!」とか言ってしまう。良くないね。静かにゲームができるようになりたい。

その後はHuluでうる星やつらの第一話を見た。雑に言うと、謎にモテるダメ男がラムちゃんとセーラー服の女の子から引っ張りだこにされる話らしい。昔のアニメはすごい。普通におっぱいとか乳首とか出てた。この時代ならひぐらしも黒塗りにならずにグロシーン丸出しだったかもしれない。

 

流れでセックスしてお風呂を済ませて布団に入る頃には深夜2時。それでもまだ休みは丸二日残っている。週末って最高だ。週明けは初っ端から25億円を動かさなきゃいけないけれど、この休みは全て忘れてIQゼロでだらけることにする。とりあえず早いところマリオをクリアしたい。

人運/解体/あんスパ

今週は少しだけ仕事が忙しく、昨日も終電直前まで粘っていた。なんとか来週の締切には間に合いそうだ。上司2人に仕事を手伝ってもらってなんとか作業が終わった。持つべきものは良い上司と同僚だと思う。私は昔から本当に人の運が良い。優しい人たちに囲まれて20数年生きてきた。合間合間で悩むことはあっても、結局誰かに助けられて何とかなってしまうので、我ながらイージーモードな人生だと思って毎日を生きている。

そうして仕事を終え、終電の数本前の電車で帰宅。家に着く頃には0時を過ぎていたが、恋人は家で起きて私の帰りを待っていてくれた。その日は帰ってお風呂に入ってすぐに就寝。

そう言えば最近は、Huluで「僕ら的には理想の落語」を見始めた。声優の榊原優希さんが好きで見てみたのだが、これがなかなか面白い。落語って高校の頃の芸術鑑賞会で見たきりだったのだけれど、改めて見てみると、演じる人物によって声色や調子を変えたり、正座をしていても上半身の動きだけで走ったり歩いたりの動作を表現したり、ものすごくエンターテインメントだなあと感じる。これからも毎話視聴しようと思う。

今朝は朝起きて、早めに家を出て近所の百貨店のお歳暮解体セールに行った。戦利品はハム、オリーブオイル、ふりかけなど。それに、ちょっと良いビール。こういう機会でないと、なかなかちょっと良いものは買えないのが庶民の性。あさくまのコーンスープなんかも気になりはしたがやめておいた。

それから近所のショッピングモールに出掛け、必要な買い物を済ませた。スリッパ、クッション、カラーボックス。スリッパはデニム張りになったものを引越し当時から使っていたのだけれど、縫い目がほつれてきてしまったので買い換えた。前のものは二人とも全く同じものを買ってどちらがどちらか分からなくなってしまっていたので、赤と青、色違いのボーダー柄のものにした。

お昼はあんかけスパのお店に入った。学生時代に名古屋の店に二人で食べに行った時、恋人はあまりあんかけスパが好きでなかったようで、それからはずっと食べていなかったのだが、引っ越してから久しぶりに食べに行ってみたら意外と美味しかったらしい。それから数回二人であんかけスパを食べに行っている。私が一番好きな名古屋めしだ。自分の好きなものを、好きな人が好きになってくれるのは嬉しい。

家に帰って桃鉄をしてだらだらした後、クレープを作って遊んだ。フライパンで適当に焼いた分厚めのクレープに、生クリーム、バニラアイス、缶詰のフルーツにチョコソースを掛けて食べる。雑な味で美味しくて楽しかった。ああ、土曜日だなあという感じの一日だった。

帆立への賛辞/年賀状

好きな食べ物を聞かれたら、蟹と答えるように決めていた。しかし私はこの年始、そこに帆立を加えることに決めた。

帆立はとても美味しい。美しい味と書いて美味しい。まさにその通りの味である。しかも見た目も素晴らしい。殻付きでも、貝柱の刺身フォルムでも、ひも付きのボイルフォルムでも、どんな姿でも美しい。丸々として愛らしい貝柱に、ほんの少しグロテスクな肝とひも、それを挟み込む無骨な形の貝殻、それぞれ質の異なるパーツが見事に調和して帆立という生物を形作っている。

なぜ急に帆立について熱く語り始めたかと言うと、年末年始に帆立を食べる機会が多く、その素晴らしさを再確認したからである。刺身、寿司、ボイル帆立、様々な形の帆立を食べた。ホタテの良いところは、魚の刺身のような脂っぽさがないところである。淡白で、それでいて濃厚な旨みと甘み。20台も半ばに差し掛かり決して強いとは言えなくなった私の胃袋には、トロや鰤のような脂の乗ったものより、帆立のようなさっぱりとしたものが丁度いい。

貝繋がりで言うと、昨年末に滑り込みでふるさと納税とやらをやってみた。今月中に我が家に殻付きの大あさりが届くはずである。ビールとともに頂くのが今から楽しみだ。

 

大学時代の友人から年賀状が届いた。彼女は昨年に結婚したため、彼女の夫との連名だった。結婚式には私も共通の友人とともに招待してもらい、夫さんとも面識がある。年賀状には夫婦の2ショット写真と、このご時世に家の中で楽しむために購入したのであろう2本のギターの写真が載せてあった。入籍から1年以上経った今も変わらず楽しい夫婦生活が送れているようで、私も嬉しくなった。

私は数年前から年賀状を誰にも送っていないため、返信も年賀葉書を送ることはせず、LINEに留めた。年賀状が届いたことと送ってくれたことへの感謝、それに状況が落ち着いたら会いたい旨を送信した。しばらくすると返事が返ってきた。ゴールデンウィークに友人何人かでリモートお茶会をして以降、半年以上会っていなかったので、LINE上とは言え話ができたことにほっとした。

この状況下で色々な人と面と向かって話をする機会がなかなか取れず、このまま疎遠になってしまいそうで不安になったりする。そういう時に、この年明けというタイミングで「明けましておめでとう」という全国共通の言葉を贈り合うのは、「こんな時でもあなたとはこれからも仲良くしていきたいから」という意思の交換のようで悪くないなと思った。