ゆきノート

好きな本や音楽、同棲中の恋人とのことなどについて。

土日の日記(プリン/リモート飲み/図書館)

土曜日は毎週末のごとく10時前に起きた。特にやることも決まっていない暇な週末。でもその暇が嬉しい。楽しい予定が詰まった週末ももちろん好きだけど、何もないのんびりとした週末もいいよね。

昨夜のピザの食べ残しを温め直して朝ごはんにする。宅配ピザを頼むという長年の夢がやっと叶った、その残骸。実現の余韻に浸る。昨夜の方が美味しかったけれど、じんわりとした感慨深さがある。これからもこうして、小さな野望をひとつずつ叶えていこう。

ピザを食べながら、ドラマ「うちの娘は彼氏ができない」の最新話を見た。このドラマ結構好きで見ているのだけど、いわゆる友達母娘の描き方が良いなあと思う。うちも結構母親とは友達のように仲が良い家だったので、テレビなどで友達母娘の欠陥や悪影響について語られる度に悲しくなっていた。楽しく過ごせてるんだからいいじゃんって。でもこのドラマはちゃんと母と娘が理解し合って心の底から互いを大切に思っている感じがなんだか温かくて良い。可愛い。

部屋着のままドラマを見て、見終わったらHuluでホリミヤのアニメ版に手を出したりしてだらりと過ごす。恋人は昨日の仕事の続きをしていた。終わらなかったんだって。出来高制の仕事は大変だ。出来高制なのかどうかよく分かっていないけど。

 

お昼ご飯に恋人がナポリタンを作ってくれた。美味しかった。ナポリタンを家で食べるのが初めてだった。実家ではパスタを食べる時は決まって市販のパスタソースだったから、野菜や肉をスパゲッティと一緒に炒めるという動作自体が新鮮だ。

この日はその後車で買い物に出かけた。そもそもお風呂の蓋を買いに行こうと出掛けたのに、100均に寄って細々とした生活用品を買っているうちにすっかり忘れて帰ってきてしまった。いつまで経ってもお風呂に蓋ができない。サブの目的でユニクロルーヴル美術館コラボの服を買いに行くというのもあったのだが、これもその店舗で取り扱っておらず達成できなかった。何のために出掛けたのかもはや分からないが、良い気分転換になったから良しとしよう。

 

家に帰って、恋人とプリンを作った。


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卵、牛乳、砂糖を混ぜ、フライパンにお湯を張って蒸す。レシピ通り作るも砂糖の量にビビる。75gってそんなにあるの?手作りお菓子あるあるだよね。

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冷蔵庫で冷やしてカラメルをかけて出来上がり。写真は翌日に恋人が少し食べた後だけど。あれだけ砂糖を入れただけあって、しっかり甘い。素朴な味で美味しい。結構簡単にできたのでまたやってもいいなと思った。

 

夜には高校時代の部活の友人同士でリモート飲みをする予定があった。

飲みながら食べるちょっとした料理の準備をしたり、始まる前に台所と床の掃除を終わらせようと動いたりしていたらいつの間にか開始時刻を5分ほど過ぎていた。ごめん。

パソコンの画面に懐かしい顔が映る。このメンバーで喋るのは、去年のゴールデンウィークに同じくリモート飲みをしてから実に9ヶ月ぶりだ。1年近くも会っていなかったのか。会わない期間の長さの割には、意外と話題が少なくて、コロナを恨む。出掛けたり旅行に行ったりをしないから、みんなの旅の話が聞けない。

9ヶ月のあいだに、ある友人は以前勤めていた会社を辞めて昔から夢だった職業の道で再出発していた。心底すごいと思った。彼女を尊敬している。私なら、現状手にしているものでとりあえず満足してしまって、そこから離れられない。目の前にあるレールの上を延々と歩き続けてしまう。どうしても叶えたい夢がない私には、夢を叶えようと歩み続ける彼女のことが、高校時代からどうにも眩しく見えた。高校時代、「大学に入って何かやりたいことが見つかるといいな」と思っていた私には、社会人三年目の今でもこれといった夢はない。これからもずっと夢を求め続けている気がする。夢がある人のことがずっと羨ましい。

またある友人は、「他人を変えることはできないと最近になって悟った」と話した。彼女には6年間付き合っている恋人がいて、その中で気づきを得たらしい。これに関しては私もよく分かる。私も恋人とは7年の付き合いなので、それだけ付き合っていると多少お互いな性格に対する理解も深まってくるし、長所はもちろんのことその反面欠点も見えてくるようになる。しかしそこは別の人間なんだから当たり前と割り切ることが、最近になってやっとできるようになってきた。全然違う別の生き物が、どうやって2人で過ごしていくか。それが長い間付き合っているカップルにとっての課題だ。この辺に関しては、私はこの前の大晦日の紅白で見た星野源「うちで踊ろう」の歌詞に救われた。

生きて踊ろう

僕らずっと独りだと諦め進もう

うちで踊ろうの歌詞については、いつか記事を立てて書きたいと思っている。

リモート飲みの最後は、コロナが落ち着いたらみんなで車を使って旅行がしたいという話になった。できれば北海道に行きたいねと話した。社会人比率が増え車の運転にも慣れた人たちが増えてきたので、誰かが運転できる。社会人になるって、時間がなくなる反面選択肢が増えるってことだ。このグループの中で私だけ北海道に行ったことがない。他のみんなのジンギスカン雪まつりや動物園の話に夢が広がる。北海道大学には綺麗な植物園があるらしい。みんなで行ったらきっと楽しい。顔を合わせて笑える日が、早く来るといいな。

ちなみにこの友人たちは私の友達の中でも有数の酒飲みの集団なので、お酒ありの場をセッティングすればほぼ全員がずっと飲んでいる。このリモート飲みでも度数低めの缶チューハイのような生易しい酒を飲む者は一人もおらず、4時間の間最初から最後まで日本酒を飲んでいたり何かしらのリキュールを割って飲んでいたりした。この人たちとともに成人してから今までの一緒にいることが多かったので、私も乗せられてお酒にわりかし強くなったのかもしれないと思ったりする。

23時頃にお開きになり、この日は就寝。

 

日曜日。あまり覚えていないけど、どうせ10時頃に起きたのだろう。

数日前に途中まで見た「ボヘミアン・ラプソディ」の続きを見る。洋楽については疎いので、クイーンについてもほとんど何も知らなかったけれど、素敵な曲が多いのだなあと思った。超満員の野外ライブのシーンは、このご時世に見るとなかなか感慨深いものがある。私もこの中にいたい。ライブに行きたいなあ。

 

お昼は近所の町中華で。油淋鶏定食を食べた。このお店はセットのライスとラーメンの量を大小選べるので、少食に優しい。小鉢のおかずが恋人のは唐揚げなのに私は冷奴でしょんぼりするも、すぐに自分のメインが油淋鶏だからだと気づく。だって唐揚げ大好きだからさ。

 

その後は2人で歩いて図書館へ。2週間前に一緒に図書館の利用カードを作って、その時に借りた本の返却期限が来たので返しついでにまた別の本を借りることにした。隔週で図書館へ赴くのが今後の恒例になりそうだ。

図書館内では別行動。この時私が家にスマホを忘れて出たので、携帯電話がない時代の待ち合わせを強いられる。「15分後にこの棚の裏で」と言って別れる。なお15分後、恋人がそこにおらず慌てることとなる。聞こえてなかったか。

中山七里『さよならドビュッシー』、三宅玲子『真夜中の陽だまり』を借りた。さあ2週間で読み切れるかな。

 

家に帰って、ゲームをした。ずっとプレイしているスーパーマリオ64。あまりに長いことやっているので、ゲーム音痴の私でも流石に上達してきた。3段ジャンプに壁キックもお手の物。もうそろそろクリアできそうだ。

夕食は鍋にした。最近日曜の夜はずっと鍋。スープを変えればバリエーション豊富で飽きないし、野菜も沢山摂れるところが良い。この日はもつ鍋にした。締めのラーメンの美味いこと。

 

そんな感じの週末。また一週間、頑張りましょう。