ゆきノート

好きな本や音楽、同棲中の恋人とのことなどについて。

私がいてもいなくても世界は回るって最高じゃんね。

先週の金曜日、昨日の月曜日と有休を取って、土日とくっつけて4連休を取った。今日はその、4連休明けの久々の出勤日だった。

休んでいる間に仕事が溜まっているのではないかとか、何か私の担当業務に関するのっぴきならないことが起きているのではないかとか。そんなことを考えながら職場に着いたものの、私がいない間も何も変わらず業務は回っていたようだった。担当業務には何の進展も問題もなく、メールボックスを覗いてみても新着メールは一つも届いていなかった。これが閑散期。

一人ぐらいいなくても、職場は、世の中は、何の問題もなく回り続ける。それを悔しいと思うかありがたいと思うかは人それぞれだと思うが、とりあえず私にとってはそれは確実に朗報であって、「もうダメだと思ったらさっさとトンズラしよっと」という切り札を私に与えてくれる。

仕事もプライベートも、やばくなったら逃げちゃえばいいのさ。

さて、今日は3月3日、雛祭りの日だったわけですが、だからと言って特に何か特別なことがあったわけでもなく。うちは私と妹の二人姉妹なので、数年前までは我が家でも律儀に雛人形を飾っていた。しかしもう、姉妹はともに成人し、伝統に従うことにより得られる満足感がわざわざ労力を費やして雛人形を出しては仕舞う手間に負けるようになってしまった。雛人形も出さず、ちらしずしや雛あられを食べることもない、ただの平日。

とはいえ私もまだまだ自分の認識では「女の子」のつもりだ。女の子のお祭りを自分で祝わずしてどうする。というわけで今日は慣れないヒールの靴で仕事に出掛けてみた。私は爪が変な形なので、ヒールを履くととても痛い。だから今日みたいな気合いの入った日しか履かない。ウキウキした気持ちでヒールを履いて外へ出て、ちょっと歩き始めてなんでこんなしんどい靴履いてきたんだと自分を恨む。そんなバカみたいなことを今まで何度繰り返してきただろうか。しかしそれでも懲りずにやってしまう。だって女の子だもの。

最近はもう世の中ごたごたで、私も楽しみにしていたことが次々になくなってしまってしょんぼりしてしまっている。

だから、自分を慰めるために自分の好きなものを列挙してみようと思う。

仕事終わりに珈琲を飲みながら本を読むこと。仕事帰りの電車でイヤホンから流れる音楽に耳を傾けながら目を閉じること。黄身がとろとろのところが残ったオムライス。ドラマを見ながら長風呂すること。仕事中、夕方の定時ちょっと前に食べるかどうか悩んだ末に結局食べるお菓子。映画館のポップコーン。恋人の家に泊まってお風呂に入って寝る前に、夢と現実の境目でゆらゆらとゆらめきながら交わす会話。まん丸で白くてふわふわの犬をモチーフにした雑貨。好きな本、音楽、映画、ドラマに出会った時のハッとするような瞬間。

この世は私の好きなものであふれている。

明日も、明後日も、大好きなものに囲まれて生きていこう。