ゆきノート

好きな本や音楽、同棲中の恋人とのことなどについて。

気分が乗らないそんな日は

なんだか気持ちが不安定。そんな日やそんな時期って、誰にでもある。

ここ数日、何となく情緒不安定で、しょうもないことで落ち込んだりイライラしたり、ハイになっては地の底に落ちたりを繰り返している。きっと、女性特有のホルモンバランスの乱れによるもの。

女性の多くが、こういった毎月の心の不調には悩まされるものだと思う。これも一種の体調不良だ。身体の不調の問題で仕方のないことだと分かっていれば、自分をコントロールできずに気分の浮き沈みに振り回される自分を嫌いにならずに済む。みんなそうなんだから大丈夫だ。

とはいえ、毎月こうも精神状態が安定しないのはなかなかつらいものがある。自分の精神を自分で安定させるためのメソッドを編み出そうと、最近あれこれと試しているところである。

先日は平日の仕事中、一日中ずっと心がざわざわして、何をするにもイライラしてしまっていた。その日は家に帰る前にコンビニに寄った。普段は平日の夜は相当お腹が空いていない限り何も食べないようにしている。しかしこういう時は別だ。何も気にせずその時自分が食べたいと思ったものをカゴの中に放り込んだ。パスタとお菓子とビール。おまけにレジでファミチキを買った。

さっさと家に帰り、最近アニメを一気見して見事にはまってしまった『鬼滅の刃』を読みながら、コンビニで買ったものを食べる。恋人の家に泊まったわけでもないのに、平日の夜に一人でお酒を飲むことなどなかなかない。こういうときだけの自分へのご褒美。というよりも自分への慰めや労りと言った方が的確かもしれない。スタイル抜群の指原莉乃さんも、「元気がないときは食べる、元気なときは食べない」と言っていた。やはり、腹が減ってはメンタルは回復しないのだ。

好きなものを食べ好きなものを読み、その後はお風呂に入って久しぶりにゆっくりと湯船に浸かった。ここまでやると色々とどうでもよくなって、お酒を飲んだせいか逆にハイになり始めた。こうなればこっちのもんだ。この日は自分の気持ちを自分で上げるのに成功した。

昨日は、またしても気分が乗らず昼過ぎから「帰りたい」の4文字で脳内が埋め尽くされてしまった。仕事が終わった後は買い物に行くことにした。図っと欲しかったものの、近所のショッピングモールでいくら探しても売り切れ、ネット通販を見ても入荷待ち状態で半ば諦めかけていた犬のぬいぐるみ。これがその日行った店には3匹残っていた。即買いした。この時点でもうご機嫌である。買い物袋の隙間からわずかに見えるつぶらな瞳にぞっこんだった。

その後は同じ建物の中にある書店を覗いた。気分を変えて勉強でもしてみるかと、資格試験のテキストを買った。それに、SNSで見かけてずっと気にいなっていた本を勢いで買った。物欲を満たしてすっかりご機嫌になったので、電車には乗らずにそのまま30分歩いて2駅先の名古屋駅まで行き、帰路に就くことにした。ラジオのポッドキャストを聴きながら、ひたすら足を動かす。家に着くころには足が棒のようになっていたが、もうそんなことはどうでもよかった。この日も精神状態を良くすることに成功した。

どうしても気分が乗らないとき、自分を責めずにいることを私は習得した。頑張ることも大切だけど、そんなことは気分が乗っているときにすればいい。生きてるだけで偉い。自分にも、世界中のみんなにも、そう言って回りたい。今日もいい日だ。