ゆきノート

好きな本や音楽、同棲中の恋人とのことなどについて。

ゆるやかな成長を知る

今、仕事を終えた帰りの電車で、スマホを使ってこれを書いている。基本ものを書く時はパソコンを使うようにしている。キーボードを使って文字をタイプするのが好きだから。一つ一つの文字をカチカチと押して文字を綴っていくあの感覚がたまらなく好き。
しかし移動中にものを書きたくなる時だってあるのだ。今日はフリック入力を駆使して書く。そう言えばいつの間にか習得してたな、フリック入力。練習した記憶がない。

今日は久しぶりに職場の研修があった。入社3年目の社員を集めて開催される研修で、例年なら同期全員が集められるはずが新型コロナの影響で2グループに分けて別日程での開催だった。
途中、二人一組になってちょっとしたワークをする場面があった。もちろんコロナ対策でマスク着用と人と人との間隔は厳守で。
そこで「おおっ」と思ったことがあって。いつの間にか、こういう場面でペアの人と普通に話せるようになってるんだよね、私。私という人間は昔から超がつくほどの人見知りで根暗で、コミュニケーション能力が自分でもたまにびっくりするほど欠けている。それでも今日みたいにコミュニケーションが必要な場面で最低限の会話はできるようになっていた、いつの間にか。
ずっと自分のコミュニケーション能力のなさが嫌だった、というか今もそれで悩んでるんだけど、なんやかんやで人は少しずつ成長していくもんです。人並みに追いつくにはまだまだだけど、偉いじゃん私。

研修が終わって、午後からは自分の職場に戻った。だんだん繁忙期に差し掛かってきて、残業も増えてきている今日この頃。この時期に毎年忙しくなる職場も、今年で三年目。ああ、またこの時期が来たのだなあとしみじみするのが半分、また残業三昧の日々かとうんざりするのが半分。どちらにせよ、例年通りあっという間に時はすぎていくのだろうと思う。
一年上の先輩が私に振られていた仕事のうちの一つををほぼほぼ引き継いでくれることになった。その人は本当に仕事のできる人で、私は本当に尊敬している。他の会社からの転職を経てうちの会社に入社されているので、年齢で言えば一年よりもうちょっと私よりも先輩なのだが、にしてもあの若さであの仕事の速さと正確さと知識量。どうやったらあんなに仕事のできる人間になるんだ。
それほどのできるお方に私の仕事の一部が移った。引き継がれた仕事たちもさぞかし喜んでいることだろう。いい加減な私の魔の手から、神の手中に逃れられてよかったな君たち、という気持ち。苦手なタイプの仕事だったので、確実にこなして下さるであろう先輩に引き継いでもらえて私もハッピーアンドラッキー。
仕事のできる人は会社と世の中、そして私みたいなふわっとした社員を救う。私もあれぐらいに、いやあれほどとは言わないまでも世のため人のためになる仕事のできる人間になれればいいなあと思う。とりあえず今は、目の前にある仕事と真面目に向き合うことにする。

今週は久しぶりに慣れない残業をしたり研修に出たり、私にしては頑張った。軽くダイエットでもするかと月曜日から木曜日の夕ご飯も控えめにした。だから今日はご褒美に家に帰ったらお酒でも飲むぞう。
そして明日は12月から恋人と暮らす新居にソファとローテーブルを運び込む。ブルックリン風の部屋ができあがる日も近いぞ。